今の方がレベルは高い。
だけど、同じ条件でやるなら僕も負けないよ。
(王貞治)
868本塁打は、一度でもクリアするのが難しいシーズン40本を21年間、
50本を17年間コンスタントに打ち続けても届かない、まさに異次元の記録です。
王選手は敬遠が異次元に多かったのにホームランを量産した。
素晴らしいヒーローだった。
王さんの通算四死球は2504!
2位の野村さんと倍近くの差。ほとんどまともに勝負してもらえなかったのに
大記録をたくさん作ったということを忘れたらだめですね。
王さんはとにかく傑出度が化け物。
ラビットボールと呼ばれた2001年からの5年間など、周りもボコスカ打ちまくってた時代に
本数を稼いでいた訳ではなく、本塁打2位と当たり前のように10本とか差を付けてるのが凄い。
王さんの下のホームラン数が30本台で1人。
各チームのクリーンアップで20本台が2人くらいしか居ない時代で
一人だけ40本以上。これって打者2人分に相当する。他は10本台が多数。
1チームに30本が2.3人いる時代と全然違います。
ほとんど敬遠で王シフトで一打席だけ勝負させられて
それでホームランを打ち結果を残すとかカッコよすぎ
球場の右半分しか守っていない状況(王シフト)でかたくなに引っ張り
その頭の上を越えてスタンドまで持っていった王さん。
誰も比較対象になりません。
名捕手野村克也がセ・リーグにいたら、868なんて絶対ムリだったでしょ
実際オールスターだか日本シリーズで、見事に押さえているしね。野村さんも、
「王はこうやって打ち取るんだよ!ってセ・リーグの連中にわざわざ示してやってたのに、、、」
って言ってました。
ノムさんの南海は日本シリーズではかなりホームラン打たれてますよ。
私もノムさんの著作で王さんの攻略法(上げた右足狙って、ファールにしかならない
インローギリギリを狙わせる)を読みましたが、ボール一個外なら死球、ボール一個
中ならホームランボールと、結局は権藤博さんが嘆いてたシビアな次元の話です。一流投手でも三回に一回は投げ損なうわけで、机上の空論としか思えませんでした。
長いシーズンでノムさんのリードと対戦してたら結局は打ち込まれたと思いますね。
ノムさんが
「王には囁き戦術が割と効いたが、ミスター(長嶋さん)には全く効かなかった」
と言っていたのは有名でしたね。
そんなノムさんも阪急青田ヘッドに三塁コーチボックスから
「ストレートだ!️」「こんどはシュートやな!」と全ての投球見破られて
ノイローゼ気味になった事ある
キャッチャーのポジションでありながら
王さんとホームラン王争いをした田淵は凄い。
がんばれタブチくんで、
「タブチってホームラン王になったことあったっけ?」
「あった! そうだ、王さんがケガをした年だ!」っての笑った
連続本塁打王が途切れただけで限界説流れるとか気が早いにも程がある
イチローの、打率3割切ったから引退かなってのと同じですね
同年齢のハリー
「今の選手?レベルが低い低い!
私が今現役だったら毎年4割打っていますし、
ワンちゃん(王さん)だったら本塁打60本打っていますよ!
私たちのレベルに近づけるようにもっと頑張ってほしいですね!」
王さんと違い過ぎる(笑)
毎年4割ってのは張さん流のネタですよ。
張さんは、現役時代に4割に最も近づいた男です。
9/1の時点で.398、また最初の10試合が無ければ4割を達成していました。
4割打つことがどれだけ大変が、よく分かっているはずです。
王さんがいなかったらMr.は5回本塁打王とっていたし
ミスターいなかったら王さんはあと3回三冠王取れていたと思うと
改めてONは偉大たと思う
今の大谷の活躍を見ていると、現役時代の王さんを見ているようで嬉しい。
野球への向きあい方やファンへの対応、その実直さが異次元の記録につながっている。