やっぱりね、真実っていうものは絶対に、みんなと同じ認識できないです。
真ん中に「事実」があって、佐々木さんは佐々木さんの全人生を通した見方になっていると。
私からは私の全人生を通した見方になっていて、たまに一致しているように見えるんだけど、
完全に同じものは見えてない。
例えばこの水のキャップを見て、俺はこれを水色だと思うけど、これを青って言う人もいて、
やっぱ親からこれが青だって教育されたら青って言う。俺はこれを水色だって教育を受けたから水色と言うだけで、背負っているものによって
これが水色か青かっていうのは・・・まあ数値で言えばね、色彩の数値化ができるから、
色の成分でこうって言えるんだけど、俺がこれを水色だっていうとき、その数値は認識できなくて、
これは水色っていう文化で俺が育ったからであって。
真実もまったく同じだよね。
真実って人によって見え方違うんだよね。
(高橋弘樹)