お金って愛の数値化だ

そんなぼくらの交響楽的社会 形而上学的道徳観
お金じゃないとか言うな、お金って愛の数値化だ
C28のM73  Y18でKが14!

やっぱ子供とか作んなきゃだし
それとコンビニでケーキも買おうよ

くだんない会話で笑おう
ちゃんと 死ぬときの話もしよう

もうやることなすこと写真撮って
老後にふたりでながめよう

死ぬために生きてるんだとか
必ず終わりがくるだとか

なにがなんだってなんなのだ
ぜんぶ手に入れるだけだ!

ドレスコーズ

 


 

(ところで、歌詞にある「C28のM73 Y18でKが14」というのは、もしかしてカラーパーセントのこと?)

そうです。

歌詞を殆ど推敲しなかったんです。
僕はいつも何日もかけてめちゃくちゃ書き直しをするんですが、
この曲に関してはそれをやっては駄目だと思って。

それで頭からずっと書いていき
「お金じゃないとか言うな、お金って愛の数値化だ」
の次にくる言葉は何かなと、ある種連想ゲームみたいな感覚で
次の言葉を考えたんです。

愛って目に見えないものじゃないですか。

音楽も同じで、その音楽がどれ位良いか数値化しろと言われた時に、
売れた枚数やライヴの動員数で数値化するしかない。
勿論僕はそういうことを否定するつもりはないし、むしろ大肯定派ですよ(笑)

でも目に見えないものを数値化すると考えた時に、ふとCMYKが浮かんで来て。
僕、CMYKって面白いなといつも思っていたんですよ。

(目の前のスティックシュガーを取って)例えば今僕らがこれを観た時に、
一応共通言語としてはオレンジ色になるじゃないですか。

でも人の視覚は少しずつ違うし、もしかしたら僕はこれがブルーに見えているのに、
みんなの言うところのブルーをオレンジと言っているかもしれない。

でも言葉上は共有している。
それって「私のこと好き?」みたいなもんじゃないですか。

「うん、好き好き」って僕が言えば言葉上は共有しているけど、
実はその「好き」にはズレがあるかもしれない。

でもCMYKってすごく的確でしょ。
そしたら勘違いしようがない。

(志磨遼平)