ヤクルトの「相手が嫌がることを徹底して突く戦略」の中でも、シュートは重要でね。
一回終わった投手でも、シュートを自分の源にすることで蘇る。打者からするといやらしい球ですけど、死んだ投手を生き返らせる。
戦略ともそれは合っている。野村監督の再生の要の中の一つでもあり、興味深いですね。
ただその分、負担が大きく寿命を減らす。
中には野村の投手再生は潰しているだけだと言うのもいますけど、
それは投手の ”生き死に” を知らん輩だから言えるのでね。マウンドの吉井や田畑の表情を見てみなさいよ。
一度死んだ自分がマウンドで、自分の球、プライドの、自分自身を再び相手にぶつけられる。
投手として生まれ、生きて、死んでも死にきれない、あの場でまた自分になれるのならば、
どんな代償だって、命も惜しくないんですよ、投手は。
それをね、投手の使い捨てだの何だのと、野村批判がしたいだけなんだろうけどね、
投手を侮辱するにも程がある。
(堀内恒夫)