遺伝子と現代社会があってない

縄文時代から弥生時代に行くぐらいのところで、すごく生活用式が変わったんですよ。

秘密もなく、助け合い、分け合って生きてた人たちがですね、
急に家を作って、財産を囲い込み、「俺だけが何とかなればいいんだ」みたいになって、
極端な言い方すればね。

これではなかなかね、遺伝子との折り合いはつきにくいですよね。

AI なんかはちょっと怖くて、「考えなくなる」でしょ。

ヒトはここ(頭脳)で生き残ってきたので、僕らはここがなくなった時に
絶滅に向かうなと思って。僕はそこだけが心配で。

それ以外は、ヒトっていうのは割と適応能力が高くて、
いろんなことやっていくんだと思うんですけども、
とかく考える習慣だとか能力っていうのが低下するってのは 一番怖いですね。

(小林武彦)

なぜヒトだけが幸せになれないのか (講談社現代新書)