「ダイ・ハード」という映画を覚えていますか?
映画の最後、強盗グループのリーダー・ハンスがビルから落ちるシーン。
あれはもちろん合成ですが、実際に13メートルの高さから落とされていて。
スタッフが「スリー・ツー・ワン・ゴー」で手を離すと説明していたのに、
実際は「スリー・ツー・ワン」で手を離した。だからあの驚嘆と恐怖がミックスした、リアルで素晴らしい表情が撮れたそうですよ。
ハンス・グルーバー、あれはいい悪役でした。
頭脳明晰、冷酷無比。極悪非道ながらもジェントルマンで、
ユーモアもペーソスも持ち合わせた、実に魅力的なキャラクターだった。あの映画が傑作たりえているのは、薄汚い正義の主人公ではなく、彼の功績ですよ。
(地面師たち)