いろんなゲームをしてきたけど、こんなにもっさいゲームはあまりない。
剣は重いし、雑魚敵でさえはじかれて勝てやしねぇ。
風呂に入らなきゃすぐに臭くなるし、宝箱の鍵さえ開けれねぇ!!?
ピック折れすぎなんだよ!!と、プレイ開始序盤は主人公ヘンリーのあまりの出来なさに泣いた。
でも、ふとある時、膝を折り打ちひしがれた時思ったんだ。
「俺、ただのヘンリーじゃん。鍛冶屋のぼんくらじゃん。剣なんか遊びでしか持ったことなかったじゃん・・・」そう悟った時、このゲームは俄然面白くなる。
剣が振れないなら地を這いつくばれ。盾が持てないなら口で立ち向かえ。
自分の出来なさを認めた時、もさいと思っていた全てがこのゲームの「面白さ」に変わる。
剣は相変わらず重いが、筋力がついてくると素早く振れるようになる。
盾も気が付けば敵を跳ね返すほどの凶器だ。
あんなに折れていたピックは・・・おいおいピックなんて一個あれば十分だろ?
主人公の成長が、こんなにも嬉しいゲームはなかった。特に俺は戦闘が苦手で、地面這いつくばって薬草採りばかりしていたから、
いつの間にか他の兵士達と変わらぬぐらいに剣を振れてる!?って気が付いた時は、
なんか色々と感無量だった。
正直、ゲームとしてはかなりもっさい&めんどくさい。
衛生だとか剣が折れたら磨けだとか、手間な事が多くて万人にはおすすめしない。
ただ、そういうことを楽しめる奴にはとにかくマニアックで面白い!普通のゲームなら端折るところをあえて端折らず、このゲームの奥の深さに持ち込んだのがいいなと俺は思う。
変な所でマニアック。妙な所でドラマチック。例えば、中世知識だとか、糞事情だとか・・・。いや、それそんなにこだわらなくてもいいでしょ?というところに、あえてこだわって作っているところが俺は好感が持てた。
ゲームってなんでも便利さとか快適さを求めるけど、不便さの中にある良さってのもあるってことをこのゲームで実感した。
で、そんな色々こだわって、もさって作ってる割に「馬」はすぐくるw
戦場の最中だろうが、どんな崖斜面だろうが・・・。振り返ると奴はいる。顔近いぞ、馬。ワールドも広大で、走り回るのも楽しい。隠密みたいに敵陣に忍び込むのもありだ。
グラフィックも美しいので、馬で走っていると爽快感がたまらねぇ。ただ、長くプレイしていると飽きてはくる。安心しろファストトラベルもちゃんとある。
キャラ達は中世仕様なので癖はあるが、この粗野でどうしようもない感じがいい。
特に男どもは本当に働かねぇ…仕事しろ。仕事。ゲーム全体的に自由度が高いので、騎士として献身的に務めてもいいし、もちろん非道な事をして悪い奴になってもいい。
極端に言えば、剣だって持たなくってもいいし、口先三寸で生き延びてもいいんだ。
どういう「ヘンリー」になるかは、お前次第だ。まぁ、俺の事は「薬草騎士 ヘンリー」とでも呼んでもらおうか。
薬草拾ってるとスクワット運動で、なんか筋力つくんだ。なんで?。。。
気が付いたら俺はムッキムキで、敵に押されても動じない不動の男になっていたぜ。
おかげで、今日もお花を愛でている。
と、そんなマニアックなプレイも楽しめる!懐の広い作品だ。
だが、「俺は主人公だぜ!」と思ってる奴にはとことん面白くない。
泥にまみれて、血反吐はいて・・・敵に追われて、それでも強くなりたい奴はやれ。
お前こそが「騎士 ヘンリー」だ。2をプレイしたいなら最高エディション買っておけばいいが、そうじゃないならDLCもいいから、ひとまずRoyalEdition買っとけ。
自分の土地開拓できるの楽しいからな。2へ繋がる話だから2をプレイする前に肩慣らししておくのもいい。まぁ、序盤のもっさい剣さばきに挫けんなよ、ヘンリー。
(iAi)
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