(グローバリゼーションには賛成?反対?)
整理すべきだと思うのは、グローバリゼーションっていうのは、現象なわけですよね。
だからそれはもう自然と、これだけヒトとモノとカネの移動が流動化してるわけですから、
それは止めることができない側面があるわけです。一方で、グローバリゼーションを推進しようっていう「グローバリズム」に対しては、
私は明確に反対です。
(止められないけど、推進はしないと)
だってそういう現象なわけですから。
これだけ通信技術も輸送技術も発達してる中で、その現象を止めることって、もはやできないし、
それは時代の流れに逆行してますよね。
(推進はしないっていうのは、具体的に何をしないっていう意味なんですか?)
当然、鎖国しろっていう風に言ってるわけじゃないんですけれども、やっぱり外国資本であるとか、
あるいは外国人労働者であるとか、そういったものが国内に入ってくるってことに関しては、
一定程度の規制を設けるべきだと思います。それが推進をしないってことの意味です。
(じゃあ日本市場の株を、上場したとしても外国人が買えなくするべきであると)
そうとは言ってません。そこまでは言ってません。それは極端な受け取り方です。
まったく受け入れるなとは言ってないんですよ。適切な塩梅っていうのがあるわけで。0か100か、じゃないですから。
0と100の間には無限のグラデーションがあるわけです。(うまいね笑)
(うまいけど、ソニーは51%以上外国の株主なんですけど、どう思います?)
そうですね。
もちろんそれは政治の理屈と、経済の理屈、もちろん民間のことでもありますから。ただまあ私が特に言いたいのは、例えば生活の基本に関すること。
例えば水道とか電気とか、あるいは農業、食とか、そういった我々の生活の基盤に関わることは、
外国のそういった市場原理であったりだとか、外国資本に晒すべきじゃないと思います。
私の将来も含めてっていうので、さっき将来政治家になるのか?みたいな話もありましたけど、
政治家はやっぱり、共同体から「あなたに任せる」って言って押し上げられた人がなるもんですから。もしその必然があればですよ、私もそういう志がないわけじゃないんですけども、
そのためには、やっぱりまずは「修身 斉家 治国 平天下」ですから、まずは修身、
己の身を修めるっていうところからが順序なんじゃないかなっていう風に思います。
(欧米や日本で右傾化の動きが見られたりしているが、そういったうねりは感じている?)
ま、やっぱりあるんだろうとは思います、当然。
ただそれは、ひとつのダイナミズムの中で、ある種の揺り戻しっていうか、反動でね。
リベラルの失敗もあって、それの反動ってのも多分あると思いますから。ですから、今は確かに右傾化とか、保守化ってのはあるかもしれませんけど、
まぁこんなものは、また数年すれば戻るようなものです。
(極右に対する嫌悪感はある?)
もちろんです。
やっぱり右翼あるいは左翼と保守は違うと思いますから。右翼・左翼って、ある種「こうあるべきだ」っていう観念があって、
で、「社会をこうしなきゃいけない」と、そう囚われてるのは右翼であり左翼だと思うんですね。でも、保守っていうのはそうではなくて、まず今ここにある現実との調和感とか、
なんでしょうね、その手応えの中でどう調整をつけ、折り合いを図っていくかという、
そういう永遠の微調整であり、そういう不断の営みなんじゃないかなという風に思います。(めっちゃ現実的だね笑)
チャーリー・カーク氏の場合は、彼は右派の活動家で、おそらく左派に銃撃されたんですかね。
右左関係なく、やっぱりこう観念が先行して、それがある種 規範化し、硬直化してしまった時に、
柔軟性を失って、自分と違う意見の人がいたら、もうキーってなるわけじゃないですか。やっぱそれは右左関係なくどちらも問題だと思いますし、それに対する対処法としては、
当たり前のことですけど、お互いに敬意と礼節を持って議論することです。
あともう1つは、やっぱりあんまりこうムキにならずに、多少ユーモアを持って。
ユーモアって何かって言ったら、距離感と余裕ですから。その中で多少皮肉りながらも、あんまりそんなムキになってもね。
(藤井雄太)