熱い文章を書くコツ

接続詞を省け。
「しかし」とか「ともかく」とか、そういう接続詞を省けば省くほど、文章の温度が熱くなる。

文末の「と思う」とか「なのだろうか」という疑問詞みたいなものも全部省け。
そんなもん書いて、そこで正確性を期そうとしても、読者はそんなの読んでくれないから、
そんなものはバンバン切って、男だったら断定形で書け。

普通は130%ぐらいで書くんですよ。
例えば、「800字で書いてくれ」って言われたら、まず1200字ぐらいで書いて、そこから削っていく。

僕は文章はプログラムだと思ってるんですよ。
プログラムも言語って言われてるみたいに、読み手の脳に入ったときにいろいろと作用するプログラムのようなもの。

なんで接続詞を省くのかっていうと、そこで分岐が生じるとかね、「思う」って言うとキューバッファか何かに入っちゃうんで。
だから、制限字数よりも多めに書いた文章を削っていくことで、そういうデバッグをするんですよ。

(氷川竜介)