一人アカデミー作品賞 あるいは(今後観る作品チェックリスト)

観ようと思っていた映画のタイトルを思い出せない病」を長年患っておりまして、確認用にタイトルリストを作成したのがはじまりです。
そのうちに「観た映画」も覚えてる範囲で記録するようになり、これ公開年別に整理したら後で面白いかな?と思い立ち、現在の形になりました。

せっかくまとめたので、なんとなく公開しています (偉そうに順位までつけてますが、個人の感想なのであまり気にしないでください)。
ご興味があれば「続きを読む」からどうぞ。映画を選ぶ際のちょっとした参考にでもなれば幸いです。

 

お前あの名作をまだ観てないのかよ」とか「これおススメですよ」って作品がありましたら、ぜひ教えてください。
タイトルだけでも結構ですので、そっとコメントしていただけると喜びます。

 

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下手だと思った時こそ伸び時

自分が下手だってわかる時って、目が肥えてきた時なんですよ。

本当に下手な時って、下手なのもわからない。
ゆがんでたり、間違ってたり、はみ出してても気がつかない。

それに気づくのは、上達してきたからなんです。
だから、下手だと思った時こそ伸び時です。

(久能整)

育て方は間違ってない。ちゃんと大人になろうとしてる。

子煩悩なんですか。
娘さんをかわいがって育てた?
なのにお父さん臭いとか汚いとか、洗濯物一緒に洗うなとか言い出した?

腹立たしいですか。
でもそれ、娘さんのせいじゃないですから。
生き物としての反応ですから。

生き物の多くは、父親と子供が一緒に暮らさない。
そしたら、子供が大人になって、父親と知らずに会ったりする。
そこで生まれる子供は遺伝子的に弱いわけです。

だから遺伝子レベルで警戒警報を出してる。
娘さんの中で「この人は相手にしちゃダメだよ」って。
その作用なんですよ。

娘さんが生意気とか、乙部さんが臭いとかじゃないんです。

育て方を間違ったとおっしゃった。
でも逆です。正しく育ってる。

これがいくつになっても父親べったりで、お父さんのお嫁さんになりたいとか、
母親べったりの息子とかだったら、そっちのほうが失敗なんです。

これを寂しいと思う乙部さんは、ちゃんとお子さんと向き合ってきたんだと思います。
乙部さんの育て方は間違ってない。娘さんはちゃんと大人になろうとしてる。
そういうこれ、いい話です。

そういう説があるってことです。
僕はけっこういい説だと思ってる。

(久能整)

弱くて当たり前だと、誰もが、思えたらいい。

僕はアメリカの刑事ドラマをよく見るんですが、
刑事が犯人を殺したり、逆にひどい目に遭ったりした時、
必ずカウンセリングを受けさせられる。

カウンセラーのOKが出ないと仕事に復帰できないんです。

それって多分あちらでは、人の弱さを認めてるからなんだろうと思う。
人は弱くて、壊れやすくて、病むことも倒れることもある。
それが当たり前だと。

だから修復する。治そうと思う。
それができると信じてる。

翻って日本では、弱さを認めない。
弱い者は負けで、壊れないのが正しい。
壊れたら退場で、悩むことすら恥ずかしい。
相変わらず根性論です。

弱くて当たり前だと、誰もが、思えたらいい。

(久能整)

言える自分でもいなきゃいけない

結局、言われるもんな、「あれ、俺のことでしょ?」って。
そのときに、やっぱり譲っちゃいけないと思ってる。

「そうですよ」って言う。
それだけはやらなきゃダメだなと思ってるよ。

なんだろうな、結構打ち解けるんだよね。
つばぜり合いしながらも距離縮まるみたいな。
だったらもっと良く、俺も良く、みたいな。
俺の場合はなってるけど。

言える自分でもいなきゃいけないね、だからね。

若林正恭