僕、高校が医者が多い高校なんで、医者の同級生と「日本の医療制度は何がおかしい」という話をして、
大体4つぐらい挙がったんですけど、まず1番おかしいのは生活保護受給者の医療費がゼロなことだと。
あれはもう医者がめちゃくちゃ(薬を)出して、それで金にするし、なんだったらその生活保護を受けてる人に
悪知恵を与えて、薬を受けさせて、それを裏のマーケットに流すみたいなことはあると。だから、とにかくその生活保護受給者の医療費をゼロにすると、適正な量を出そうってインセンティブが
患者側にも医者にも一切働かないから、それを1,000円でも取りゃ変わると。
別にめちゃくちゃ取れて言ってるわけじゃなくて、ちょっとでも取れば変わるものを
ゼロにしてるからめちゃくちゃになってるから、そこ変えなきゃおかしいよと。薬が足んないとかそういうことの背景にも結構大きな影響があるんじゃないか、みたいなことを言ってましたね。
あとは、有料老人ホームの隣に病院があって、それを訪問看護で処理してて、高い診療報酬を取る
みたいなビジネスモデルがおかしいと。あれは制度の抜け穴ついてるから、まあ財務省は塞げというようなことを言っていた。
あともう1つは、まあこれ昔から言われてことですけど、整骨院の保険適用だと。
この3つが制度としておかしいと。
あと根本的に見てて疑問なのは、やっぱ延命治療で、延命治療を何故するかというと、
結局年金を受け取ってるわけだから、大抵の人は。
家族側に、この人が死ぬことがマイナスであると。で、費用もかかんないから延命治療でずっと年金受け取って、年金が積み上げられていって
それが相続になると。これは明らかにおかしくないかと。だからこの延命治療で得してんのというか、本人が行きたがってなくても、
延命治療した方が明らかに得になるっていうシステムを作っちゃってるのが問題だから、
延命治療になったら少なくとも保険の中からお金出すとか、そういう枠組みを作んないと、
この適正化ってのは行われないぞということで、まあ闇が深いですよね。
昔からずっと思ってたことがあって、この考えに何かおかしいことがあったら
指摘して欲しいってのがあるんですけど、後期高齢者は医療費が低いじゃないですか。
これを上げた方がいいと思ってて、それはいろんな面で上げた方がいいと思ってて。なんでかっていうと、相続って資産持ってる人がたくさん残して、相続でたくさん、
生まれながらにお金を持って人がいるっていうのが一番不公平であると思ってまして。だから資産持ってんだったら、医療費かかるんだったら使わせちゃった方がいいと思うわけですよ。
世の中の平等のためには。
で、足りなくなったら生活保護で医療費安く受けられんだから、どんどん生活保護を
簡単に簡単に受けられるようにして、で医療は困らないと。生活もできると。ある種「後期高齢者版ベーシックインカム」ですけど、そういう風にしたほうが
世の中どんどん平等になっていくし、別に受けられる医療は受けられると思うんですけど、
この考えって医療的に見て穴はありますかね?
(宇佐美典也)