よく「反抗期はなかったですか?」って聞かれる。
あるわけない。ありえない。俺が稼いだ金で買ったトイレットペーパーでケツ拭いてるやつが俺に逆らう。
考えられないですね。なぜそれを許すんだろう。しかも、あたかも「反抗していい」みたいな反抗期という言い方も俺は嫌いですね。
反抗期に親に楯突いたら、傷つくのは親じゃない、子供なんですね。
親は許してやれるのさ、子供なんで。
だけど子供の中でその傷が大きくなっていく。その傷を作らせないために、必死になって親として踏ん張るべきですよ、子供に対してね。
(林下清志)