4000週間

誰もが忘れてしまうことだが人の平均寿命は短い。
だいたい80歳ぐらいまで生きるとしたら、私たちの人生はたったの4000週間しかない。

おそらく体感的にはもっと少ないだろう。
なぜなら私たちは、30歳を超えたあたりから1年がとんでもなく早く過ぎ去るように感じるからな。

脳は情報量の多さで年月の経過を測っているため、新しい情報が入ってこないと
あっという間に時間が過ぎたように感じられるのだ。

自分の人生で達成したい目標を5つ見つけることができたとしようか。
当たり前だが、その5つの目標の達成に向けて時間を使うのが有効な時間の使い方になる。

大事なことを後でやろうと思うから、私たちはあれこれと映画やSNS、仕事、残業、ニュースのチェック、
ゲーム、YouTubeなどのほぼどうでもいいことを無限に見つけてきて、時間をちょこちょこと使ってしまい、
最後には本当に大事なことをやる時間が残らなくなってしまうのだ。

大事なことがわかったら、それにまず時間やお金を使うのだ。

そしてお金はともかくとして、時間は今が一番多い。

つまり自分の達成したい上位5つの目標の中に
「結婚したい」という願望があるのなら、今時間があるうちに動き出すことだ。
もし「作家になりたい」と思っているのなら、今日から執筆に時間を使うことだ。

創作活動でも恋愛でも、確実にそれをやり遂げるための唯一の方法は
今まだ時間があるうちにそれを今すぐに少しでもいいから実行することなのだ。

大事なことなのでもう一度言おう。

余った分を使おうと思っても絶対に余らない。

時間もお金もまず最初に大事なことに使うべきなのだ。

(望月りん/オリバー・バークマン)