みんなの中でのカッコイイの基準。
よく言われてるのは小学校の時は「足が速い」「髪がサラサラ」とか。
中学・高校になって「イケメン」だなんだとか「運動神経がいい」とか。カッコイイの基準があるじゃないですか。
30代になると、もちろん例外はありますけど、
カッコイイの基準がだんだん変わってきますよね。
僕も30になって明確に変わりました。どういう人がカッコイイか。
どう思ってるでしょう?それは「優しい」なんです。
優しい人がカッコイイ。
優しさこそすべてですね。
結局、人生の主役が自分じゃなくなっていくんですよ。
30過ぎたら。オリンピックとか観てたらマジでそう思うんだよね。
20代がプレイヤー、30代はベテラン扱い、徐々に引退してる。
で、40~50代がトレーナーやコーチをやっている。
裏方をやっているわけじゃないですか。
だから、人間の構造として、30代・40代・50代が何をやってるかって、
「裏方に回って人を支えろ」っていうのを神様が決めているわけですよ。30代すぎたら、他人を「活かせる」とか「引き上げる」「支える」、
そういうことができて、優しい人間になれと。
これがカッコイイの基準だよねと。
もちろんこれも人によって違います、正直。
でも僕はそう思いました。20代だったら、「自分が目立ちたい」だったら尖るでもいいし、
失礼なことを言っても笑ってもらえる期間はあったと思います。
でも今言ってたらマジでキモいからね。
カッコイイの基準が、自分が中心なのか、
もう自分が中心じゃなくなって主人公じゃなくなるか、
ここの境目が30代のどこかで来ますから。別にいいんですよ、40~50代になっても「俺が主人公だ」っていう生き方でも。
それはそれで、そういう生き方だと思います。いいんですけど、まぁでも世間のセオリーとしてはこうですね。
(株本祐己)