いつまで「お年寄りに優しい国」っていうのを続けるのかなっていうのは結構思ってます。
少子高齢化で大変なのって、お年寄りが生きてるからというよりは、その人達に手厚い保障をしなきゃいけないからですよね。
もちろん何歳からを高齢者にするかというのは後ろにどんどんズレていっているとは言うものの。
お年寄りに冷たくすればいいってわけじゃないかもしれないけど、どっちの方に希望があるかっていうと、
若い間に「あ、この国希望がないかも」って思うようになるのは、この国にとって損失だなと思うんですよ。で、年寄りになったら手厚いかっていうことだけでは、もう何十年の頑張らなきゃいけない時代を乗り越えられない気がして、
それよりはとにかくまずはお年寄りにやってきた手厚い福祉っていうのを削りまくってでも、とにかく子供、
それから若い夫婦みたいなところにガンガン手厚くするっていうことはしなくちゃいけないと思っていて。
男女みたいなバランスに関してはやたらと議論して、どっちかに偏っちゃいけないって散々言うくせに、
お年寄りと若者のところに関しては、なんでこう若者が割りを食ってることが全然政治的なテーマにならないのか
っていうのを気にしていたし、国をなんとかしたいのであれば、平等どころか若者をもっともっともっと手厚くして、
お年寄りをギリギリまで追い込んでも仕方ないかなという気はしていた。
(若新雄純)