週間文春ではなく対案を

選挙に勝ちたいってことを最優先にすれば、高齢者向けになります。
私もやっぱり選挙区には高齢者が多いんでね。

2020年に国民民主党を発足した時に姿勢として掲げたことが2つあって、
1つは「選挙を政治家の就職活動にしない」ってことなんです。

とにかく受かりたいんだったら大きなところに行ったほうが、今の選挙制度上は
与党であれ野党であれでかい政党にいたほうが有利なんで、それは行ってくださいと。

でも我々は、もう1回国民に向き合う政治をやりたいので、その意味では
選挙よりも国民生活や政策を重視するという人だけ残ってくれって言ったら
15人しか残らなかったんで(笑)赤穂浪士みたいなんですけど。

もう1つは「対決より解決」ですね。

綺麗事に聞こえるかもしれんけど、もちろん今回の政治とカネの問題みたいに
おかしいことはおかしいって言うんだけど、でもおかしいと言った以上は、
どう変えるんですか、っていう対案を右の手に持ってやれと。

右の手に持ってるのが「週刊文春」と「週刊新潮」ということが多いので(笑)
だから国会議論を見てても、与党もなぁ…って思うけど、野党もなぁ…っていって、
多くの国民の不信感というか、期待を削いできたところがあるので。

もう1回原点に、
政治とは何か、政党とは何かってところに立ち返ってやろうといったのが2020年で、
苦労していつも選挙のたびに消滅するって言われてですね、ギッコンバッコンしながら
やってきたんですけど。

今回は特に若年層を中心にご支持をいただいて、議席を増やすことができたので、
この路線で頑張っていこうかなと思っています。

玉木雄一郎