「それってあなたの感想ですよね?」っていう言葉あるじゃないですか。
ネットでレスバトルとか、Twitterで喧嘩するとか、YouTubeのコメント欄で低俗なバトルする時に、
決め台詞として「あなたの感想ですよね?」って言ってるの結構見るんですけど、
使い方が正しくないなぁと思いながらね。たぶんひろゆきはそういう意味で使ったんじゃないんだろうなぁ、みたいな。
感想を言うべきところで、もしくは明らかに感想を言っている人に対して、
「それあなたの感想ですよね?」って言うのは、超みっともないと思うんですよ。元々のこの言葉はどういう風なところで使ってたかっていうと、テレビの討論番組で
「明らかに○○されてますよね?」みたいなことを古谷(経衡)さんが言ったところで、
ひろゆきが「それ、明らかじゃなくて、あなたの感想ですよね?」って言ったんです。
つまりこの「明らかじゃなくて」という一節がとても大切であるわけです。
事実かどうかわかんないことを事実のようにして言うなよ!っていうのが
「それってあなたの感想ですよね?」って言葉なわけじゃないですか。
(スーツ)
元ネタ(2015年 TVタックル)
「昔からバカな奴がいて、それが今可視化してきただけだ」っていうのは、僕間違いだと思いますよ。
それは明らかに、インターネットの生放送とか動画によってユーザーを巻き込む形で、どんどんどんどん、
その投稿者とか生主とかいう人が快感を得ているので、僕はどんどんどんどん増えていってると思います。
だから一定程度昔からいると思いますけどーーー
(古谷経衡)
それ、明らかじゃなくて、あなたの感想ですよね?
(西村博之)
現在(2023年)
感想を事実のように言う人に「それってあなたの感想ですよね」と、
言う事の何が悪いのかわからないおいらです。
事実と感想をごっちゃにしてたら卒業論文通らないですよ、、、
(西村博之)
感想を事実の様に言う人に対しては無論言っていいのですが、
「ひろゆき論法」の問題点は、「当然個人の意見である事」について
「それってあなたの感想ですよね!」と上からいって個人の意見に耳を傾ける事を拒否する事で、
ご本人自体がそういう使い方をしています。こういうすり替えが、如何にもですが
確かに「明らかに」等の言葉で自分の意見を事実の様に言う事はありますが、
それは周知のある種の修辞に過ぎません。ひろゆき氏はその1点を「それ『明らか』じゃなくてあなたの感想ですよね?」と
上から指摘する事で勝った体を演出しているだけで本質的議論はしていません。
まあこれを楽しみたい方は楽しめばいいのでしょうが、娯楽以上の物ではないと、
「私は」思います。
(米山隆一)