優しさは受け取り合い

縁を切る時に、何も言わずに去っていく人。

よく「優しい人ってどんな人?」っていう定義を導き出す時に、
「優しい人は黙って去る」って言われていますよね。

私まさにそうだなと思って。

本当の本当に優しい人って、去り際が本当に静かなんですよね。

「ああいうこと言われたからすごく傷ついた」とか、
「あのときこういうこと言われて嫌だった」とか、
そういうことを言い返さずに、蒸し返さずに、スッといなくなる。
私も何度も目撃してきました。

優しい人って、揉め事とかを嫌ったりするから、こうスーッと、
徐々に距離を離していく感じだったりするから。

本当に優しい人と付き合うときには、やっぱり「親しき仲にも礼儀あり」だし、
言っていいこと悪いことの線引きっていうのをきちんと持っていなければいけないな
というのを、つくづく感じました。

なので、皆さんの周りにも、本当にこの人優しいなぁっていう人がいるのであれば、
優しいからこれぐらい言っても大丈夫、優しいからこういう扱いしても大丈夫なんて
そんなことは絶対に思ってはいけない。そんな甘え方は絶対にしてはいけない。
優しい人にこそ、優しく返す。

優しさっていうのは受け取り合いだと思うから、一方的に貰っていちゃいけないもので、
同じだけ返せるかはわからないけれども、優しい人にほど、優しく、丁寧に、親切に
向き合っていくっていう風にされると、いいんじゃないかなって思います。

酒井若菜