コンテンツビジネスってすごく属人性が高いものだと思うんで、
どうやったら面白いものを作れる面白い人に入ってもらえるか、
で、その面白い人を社内で作れるか、っていうのはすごくこだわっている。
僕、この10年ぐらいにITスタートアップで培われてきた…語弊を恐れずに言うと
「表面的な多様性ブーム」と「表面的な権限委譲」が終焉したと思っていて。裁量権、自由。その自由っていうのは、
往々にして「楽してやる」みたいな、あとは「個人の好き勝手」みたいなとこに、
この10年ぐらいで置き換わっちゃったんじゃないかなっていう感覚があって。
結局会社って、社長がというより全員が、すごく重く認識している「理想」だったり、
「掟」だったり、「戦略」だったり、そういうものの圧力っていうのは絶対に大事で、
その圧力と、個人の揺らぎだったり、主体性・裁量権をどう両立するかがテーマ。ちょっとその…強さ? 優しさよりは強さみたいなものが、企業運営の中でも
再評価されるんじゃないかなっていうのは思ってますね。
(若い人たちは)悩んでる人が多いんじゃないですか。
ある種、叱ってもらえないじゃないですけど、自分としてはどうやればいいかわかんないけど、
みんな変に気ぃ使いすぎちゃって、なんかどうやって成長したらいいのかわからないみたいな。あとはリモートワークを中心とした、血の通ったやり取りの希薄化みたいなのもあると思うんで、
やっぱその「血の通った毎日」みたいなものを求めてる人が、若い人は意外と多いのかなって気もしますね。
(上の世代からすると、トリセツないですみたいな。
自分たち世代のやってたような怒り方をすると、それは違うんだみたいな)すごく合理的になってると思うんですよ、若い子が。
別に、彼らは合理的な生き物だと思うので、その判断で正しいと思えば動くと思うし、
そうじゃなかったら違うしみたいな。逆に言うと、なんか年上から一方的に強い圧力でメッセージングをされたところで、
その内容如何によっては無視することもあるし、動くこともある。
上司部下というよりは、フェアに、ロジカルに、伝わるような形でコミュニケーションする
必要があるんで、そこをみんな捉え違えてる部分が結構強いのかなと思いますけどね。
一方的な、怒る/怒らないみたいな二元論になっちゃってるなっていう。フェアに議論していく上での忖度は気持ち悪いものだと思うんで、別にそういうのは要らない。
それが結果的に、引きで見ると強めのコミュニケーションなんじゃないかって思うけど、
意外とみんな、その話してる内容を気にしてる部分も強いのかなと思います。筋が通ってるかどうか、みたいな。
若い子ほど。
(片石貴展)