投票は立派なことではなく、損得の問題

20代の投票率が低いのは、納税者意識が低いというか、そもそも税金を納めているという意識を持ってる人は
20代にはほとんどいなくて、確定申告してる人の比率はかなり低いと思うんですよね、他の年代よりも。
そうすると、そもそも納税者という意識がないから。

僕なんかは、選挙に行くのはもう「俺が払った税金の使い道だから、やっぱ俺は少しでも意見を言いたい」みたいな。

意識が高い・低いじゃなくて、もっといい意味で「損得の話」にしていいと思うんですよ。

たとえば仮想通貨で儲かった人が今います。20代でももしかしたらいるかもしれない。
仮想通貨は今、分離課税じゃないから、税金的には株とかと比較してすごく不利なんですよ。

そういった部分を、たとえばメディアが「仮想通貨の申告分離課税におたくの党は賛成ですか?反対ですか?」とか、
最低賃金の話とかは、もちろんバイトの人は直結する話だから、みたいな形で。

ケータイに来る牛丼1杯の券もらってみんな2時間とか並んだりするじゃないですか。
それに比べたら、投票券1枚買うのにいくらかかってんだっていう。

もっと、いい意味で下世話で、そろばん勘定から、
(投票は)立派なことじゃなくて、損得の問題なんだぜっていう。

田端信太郎