未知との遭遇

あー、まぁ、オリジナリティが良かったですよね。

吉田建) 

えーと、勉強になりました。
あるんですねー、こういうのもねー。

マイケル富岡)  

ドラムの方ですね、いつも風呂の桶を叩いてはるんですか?
どんな曲も全部?はぁー、そうですか・・・すごく、大好きです。

リーダーの方、普段どんなもん食べて、どんなところで生活して、
どんなことしてるんかないうのを聞きたいですね。

どうすればこういう人ができるのかなっていう、興味を持っております。

赤井英和)  

パーカッションの人の、動機のない盛り上がりが良かったですね。
どうしてあそこで盛り上がれるんだろうって、わからないんだけど、一人テンションが高いっていう。

でも歌詞はすっごいいい歌詞で、現代詩っぽい歌詞なのに、音聴くとどうしてビックリするんでしょうね(笑)
音楽って音が大切ね。

鴻上尚史) 

いや、これ音程・・・(すごいよ)

あのね、これ『能ある鷹は爪を隠す』かもしんない。
もしかしたら、きっとすごいものがあんのかもしんない。

アタシねぇ、好き。
なんか涙出てきちゃったもん。

それと同時に笑いも出ちゃったけどさ、アハハハハハ(笑)
ごめんなさいね、だけどアタシ好き、本当お芝居見てるみたいだった。

あとね、バンドの名前がいい、やっぱり。
これを聴いて、この「たま」っていうのがね、すごく愛おしく感じた。

中島啓江) 

いやぁ、変でしたよ。

こういうのは「わかる」って言っちゃダメなんですよね。
わかんないけど、なんか良かった。

グーフィー森)

子供の頃のメンコとか、飛行機から広告を撒いてた頃とかね、
そういうのを思い出してましたけどね。

でもなんか、あんまり人には好きだって言えないような部分もありますよね(笑)

ぼくは結構好きなんですけど、堂々と人前で言えないっていうところも、
”踏み絵” 的な魅力がある感じで(笑)

ぼくはこのバンドを聴いてると、宮沢賢治とかですね、いろんなものを思い起こしていて
ひょっとしたらちょっとした・・・長く続いちゃうんじゃないかというぐらい、個性があると思う。

伊藤銀次

ぼくは好きですね。

こう言っちゃなんですけど、割りとこう、取り替えがきくバンドっていうのは
どうしても多いと思うんですけどね、これは替えがきかないなって感じがね(笑)

ものすごくね、それがとっても好きです。

萩原健太) 

優れた作品っていうのはね、それがどうやって作られたかなんてことを
あまり考えさせないで、ポッカリ生まれたように見えるんだね。

これはポッカリ生まれたような作品に見えるからすごいと思う。

大島渚