永田町にいると、届かないんですよ、国民の怒りの声は。
永田町って繭みたいなもんで、繭の中にいるんです。
だから下界の声はそんなに、僕らが思っているほど届いていない。
国民が政治を諦めちゃったら、政治を食い物にされます。
あのおじさんたちには言っても無理だと諦めているんだったら、
代わりに女性なり若い人たちを受からせるということをしていかないといけない。
僕、妻が地方議員だったんですけど、一緒になってチラシとかまいてて、
すごいショックだったことがあったんですよ。それは、妻も僕も「若い世代のために」「子育て世代のために」って言って
地方政治を頑張って盛り上げようってやってたんですけど、
ビラを受け取ってくれる人たちは、高齢者でした。この矛盾です。
つまり、我々の世代が政治に無関心だし、軽蔑すらしてるんですよ。
だから、だから、そりゃあ(政治は)そっちに行かないよねって。我々自身が実はシステムの一部として、このシステム、このクソったれなシステムを
作っちゃってるっていう、実は共犯者だっていうことを知ったほうが良いと思います。
(駒崎弘樹)