相当昔で、誰が言ったのか失念してしまったのだが…
映画『ミスト』は
・役に立たない弁護士
・暴走する宗教
・生贄にされる若い兵士
・最悪な結果を産む銃
が描かれており、アメリカの縮図なのだと評してる人がいた。
私はこれこそが映画評論なんだと感動した覚えがある。
(アンダー)
仰っているのはこれでは?
監督ご自身は「最後までほんの少しの希望を捨てなければよかった」と
これが希望の物語であることを示唆しているようですね
主人公たちの行動が必ずしも正しいとは限らない(最初の母親の件)って
おもってたけど、こう言う見方があるのか
まともな奴は損をする
みたいな皮肉も描かれてて辛いですね
スーパーに残ってたどっち付かずの奴等が生き残ってるわけですもんね…
あと、最も重要な項目として
・常に判断を間違うヒロイズム
があると思うのです。主人公ね。
おお。これはやっと、私の中の『ミスト』に対する長年の怒りが鎮まった。
素晴らしい。
1番役に立ったのはうだつの上がらないハゲたスーパーの店員という‥。
難敵のクモを倒したのは爺さんと婆さんだし
宗教おばさんは扇動しただけで
自らは手を汚してないんですよねえ‥人間を二人閉じ込めるとどうなるかって?
最後は殺し合いしてしまうんだ。みたいな名言すきでしたね
ゾンビっていう部分しか受け継いでいない氾濫する粗製濫造コメディ系ゾンビ映画よりよっぽどロメロ映画の風刺精神受け継いでるんですよね
極限状況の密室の人間関係が病んだ社会の縮図
遊星からの物体Xもそう目の前の危機に瀕しても団結や協調ができない、エゴをぶつけ合って対立する、余計な自己主張
主人公が何もしなければ周りの人がほぼ死ななくて済んだから、
主人公が無能な働き者だったということが後からわかる絶望感ったらない
序盤で子供探しに無謀に外へ出ていった人は無事救助されてるんだよな確か
映画は改変ラストでドドーンと落ち込みますが、キングの原作は中篇位の長さで、
多作な彼の作品中でも屈指の名篇です。
映画版のラストはキング本人も絶賛していたと聞いています
ホラー映画で、陰鬱映画の至高
作者が嫉妬した、映画オリジナルのラスト
鮮烈な記憶を残してくれた名作だけど、二度と見たくない
ラストは小説と映画で違うが、映画のラストはキングも大絶賛なんだ
あれを(書いてる時に)思いつけば良かったと言うほど
主人公の選択が悉く悪い方向へいくんですよね
そして息子の「僕を怪物に殺させないで」はある意味守られた
あの時ああしていれば、ってなるほど落ち込める映画って
それほど感情移入出来てるってことだからね
これは間違いなく名作
映画『ミスト』はネットでは「胸糞映画」「理不尽な映画」とネタにされますが、
何が描かれているかを読み解くと「妥当な悲劇」だとわかるので
みんな “ちゃんと観てくれ!” と思う。最後の悲劇のだいぶ前に主人公はずいぶんわかりやすく「ミスをしている」。
みんなそこを見逃しちゃってるみたいで。
すみません、主人公のミスってなんですか?
よければ、教えてください。
「主人公の息子は "僕を怪物に殺させないで" としか言っていない」
「にも関わらず主人公はそれ以上の意味を勝手に読み取ってしまった」神の言葉を勝手に解釈するカーモディと同じことをしてしまっている。
これが物語における明示的なミスであって、後の悲劇はその「結果」です。
もしも「ミスト」の舞台が日本だったら
弁護士は大人しくしてるし
宗教おばさんがいたとしても誰も受け合わないし
自衛隊の指示にはみんな素直に従うし
最悪な結果を産む銃なんてそもそも存在しない
スーパーに避難した人達は仲良く全員生存
うん!全然面白くならないな!!いいことだけど!