デキる人とデキない人の違い

ありとあらゆることでトラブルが常に発生するわけですよ。
デキない人というのはそれを人のせい、環境のせいにするんです。

デキる人というのは、なにか失敗が起きたときには、ちゃんとそれを自分のせいとして認められる。
逆に成功したときには、周りとのチームワークということを認められる人です。

余裕がない限り、どうしても他人のせいにしてしまうので、自分の余裕を作って
その余裕の範囲で少しずつ自分ができることを増やしていくしかない。
3分5分でできることから始めようってよく言ってますけど。

もし一瞬、他人のせいにしかけた瞬間に、ちょっと一回思いとどまってくれと。
本当に100%向こうのせいなのか、自分がもし改善できるとしたら何ができたのか。

100%自分のせいだと思うとメンタルがやられちゃうので、これはこういう相性と
こういう環境で起きたんだなって確認するクセをつけるわけです。

人間ってやっぱり経験からしかわからない動物なので、本にいくら書いてあったって
自分がその場になって本当に困ったり、本当にそれを決意しないとわからない。

それを徐々に腹落ちさせていくのが、社会人になって最初の5~10年間かなと思います。
1年目2年目でわかるわけないんですよ。

そのまま30代・40代・50代になっちゃうのか、ちゃんと年代につれて変化できるかが
デキる人とデキない人の違いだと思います。 

  (勝間和代