非合理的スタイル

僕あの、よくマックとかでクーポンってあるじゃないですか。
ああいうのを使わない人間なんですよ。

なんでかっていうと、あれはそういうことを好きな人とか、そういう風にした方が生きやすい人が使うべきものであってですね、
それをしなくてもいい立場の人までがやっちゃうと、システムが崩れると思うからですね。

これって非合理的なんですよ。
非合理的というか、合理的解釈からいうと損するわけですね。

ひろゆきから言うとですね、損してますよとかですね、いやそんなの安いほうがお得じゃないですかって。
なんかそこで、なんか自分が金持ちぶって、なんか貴族ぶって、高いもの食って
それあなた馬鹿じゃないですかと、ひろゆきには言われてしまうの。

それはもう十分承知なんですけども、それがもう自分のスタイルだと思うんですね。

同じような理由で、僕は図書館で本を借りないんですけども、本を借りない理由はやっぱりもう同じです。
出版界が回らなくなるからですね。

僕もあの、気になる単行本で、でもこの著者嫌いだなっていう場合は、本屋で立ち読みで済ます場合がよくあるんですよね(笑)
だから、自分のスタイルを崩すときもあるんですけども。

ただ、その本を買える立場の人が本を買わないと、やっぱ出版界はダメになっちゃうと思うんですね。

まぁ最初に説明したように、これは非合理的なスタイルなんですよ。
で、こういうスタイルがある人のほうが僕は、会って話しても楽しいし、そういうスタイルは人生は楽しくなると思うんですよ。

合理的でお得な生き方って、損しないんですけども、あんまり楽しそうに聞こえないんですね僕は。

岡田斗司夫