友達の作り方(初級編)

友達作んなきゃいけないって、色んな人と繋がろうとすると失敗するんで。
量より質なんですよ、結局友人って。

「作る」っていうんですけど、「選ぶ」んですよね友達っていうのは。

独りでいるっていうこと、自分の世界っていうものを肯定してからでないと、友達はできません。

結局、自分がない奴っていうのは他人に依存しようとするんですよ。
これをやっちゃうと、友達っていうのは・・・ちょっとね。

とにかくね、独りでいるっていうことがまずある。前提として独り。
これは了解していてほしい。

時間が育てるの、関係性っていうのは。
体験だったり、共通の話題もそうだし。

だからね、無理すんなと。そんなね、すぐできないもんだから。
会ってすぐ、なんか俺と似てるとか、なんかすごいノリいいなっていうのは、
そういう出会いはいっぱいあるんだけども、それも結局、熟成させるのは時間だから。

大前提として、時間が育てるものです。だから焦るなと。無理するなと。
自分で合わせにいってね、しんどいことになるのはやめましょう。

空気を読んで発言しろっていうじゃない?
これ要らないのよ。これ関西だけ。

空気を読んで、発言しない!
ここから始める。黙ってる。

とりあえず黙る。モブに徹する。そしてこの間に観察する。
この人はどういう人で、こういう話題はいけて、っていうのを、どれぐらい自分と近いのか
話すテンポとか、いろんなものを受け止めながら、モブに徹する。ニコニコしてりゃいい。

初級編、最も大事なことを最後に言います。
つまらない奴は切って捨ててください。
これをやらないとね、後で困るので。

難しいのは「つまらない奴かもな」「いやでも本当は面白い奴かもな」みたいな状況になる。
でもそれは時間を経ていくうちに自然と近づかなくなっていくから、自分も。
で、こいつつまんねえなとか、まったく馬が合わないなと思ったらもう切ってください。

いやもう嫌いとか、もうお前死ねよとかいうんじゃないよ。
そうじゃなくて、スッと心のドアを閉じてください。
前提として、これを絶対に持っておいて。

切られる側になる覚悟もいる。そりゃ当たり前なのよ。
俺のことを好きな奴もいれば嫌いな奴もいるし、そういうことなのよ。

つまらない奴は切っていいです。
それで独りになったところで何も失わないから。
最初から独りなんだから。

(奥野望)