僕は人生の8割ぐらいの期間は、幸福とは何かを考えていた記憶があるので、
むしろ専門は幸福論と言ってもいいんじゃないかと思うんですが、
いくつか得た結論を書く。
・ 幸福とは何かを考えている時点でそいつは不幸。
・ 成功者のほとんどは不幸(に見える)。
・ 幸せなのは自分の世界を作っている人。
お山の大将や井の中の蛙。
内部でパワハラとかしている例も多い。・ 成功者は引退すると、ほぼ例外なく不幸。
・ 成功者で幸せになるのは、セミリタイア。
権力だけ握って、一線から離れるパターン。
結局、成功者って対等な友達を作るのが難しいので、構造的に不幸になりやすい。
特にお金が入って生活レベルを上げると、それまでの友達がいなくなる確率が上がる。
(ちなみに僕は友達が特にいなかったので腹いせも兼ねて贅沢をすることにしてます)しかも成功者って競争社会のゲームの中では、もっとすごい成功者がだいたいいるので、
優越感もあったりなかったりでそんなに増えない。成功者が引退すると不幸になるのは、自分の周りの人も一緒に引退するわけではないので、
人間関係が一挙に消えるから。
なので、成功して幸せになるためには競争ゲームから降りつつ、
しかも自分が優越感を感じられる世界を維持することが大事で、
そうなるとセミリタイアして権力だけ維持するというのが最適解になる。
つまり老害のことですね。老害って呼ばれる人って、だいたい長生きで元気なんで、
本当に健康や寿命に影響が出るぐらいにストレスなく幸せなんだと思います。
なので、みなさん成功者を目指すだけではなく、さらにその上の老害を目指しましょう。
人生の真の勝者とは老害です。
なるのは大変ですけど、なる価値はあります。
(川上量生)