中庸

孔子の教えに中庸というのがある。
中庸っていうのは「まぁほどほどがいいですよ」という意味ではない。

あれは、どうでもいいことは絶対にもう適当にやれと。人並みにやれと。

どうでもいいことにまで主張とか意地を持ち込むと、本当に大事なことが何もできなくなる。

だから、どうでもいいと自分が思っていることであればあるほど、人並みにちゃんとやれと。
葬式とかどうでもいいよ、結婚式とかどうでもいいよって思ってるんだったら、葬式にはきちんと行け、結婚式にはきちんと行け。
同窓会にはきちんと行け、朝の挨拶はちゃんとやれ。

なんでかって言うと、そこのコストを削ったら、後で結局しんどい思いするからだ。

それが最終的に自分がやりたいことを達成するための最短距離だ。

岡田斗司夫