ネットは読書の代わりにならない仮説

これ今回の仮説で採用しようとしてるんだけども、
読書というのは、脳みそのジムである。トレーニングである」と。

で、ネットというのは散歩みたいなもんだと。

ネットっていうのはやりたい分だけやって、疲れるぐらい歩いちゃうことはあるんだけども、まぁ大体、眺めてるだけだと。
それに比べて読書っていうのは、ちょっと汗かいて、単調に見えるかもわかんないんだけど、繰り返しすることによって、自分に得るものがある。

散歩でももちろん得るものはあるんだよ。
でも散歩で得るものと、筋肉トレーニングで得るものとはちょっと違うよねって考え方で、僕的にはこれなんだよ。

散歩でも十分運動になるんだけども、でも筋肉つけたいとか体作りたいって人は大体ジム行ってるよね。

それぐらいジムって、わざわざ金払って体を動かしに行くっていう馬鹿馬鹿しさもあるんだけども、
そういう馬鹿馬鹿しさも含めて、読書ってなんかそれと似たようなもんじゃないのかなっていうのが、
今んところの「読書の方がネットより良いぞ」っていう仮説の、今回の採用文です。

僕の結論としては、「ネットばかり見てると脳みそ筋肉は委縮する」と。
徐々に委縮すると。

ま、言っちゃえば糖質過多の食事みたいなもんだよね。
俺も人のことはあんま言えないんだけど。

ネット7に対して読書3ぐらいの割合っていうのが、実は体にいいんじゃないのか。
本ばっかり読んでてネット見ないっていうのもまぁ馬鹿みたいだと思うし、だからといってじゃあ
ネットですべて手に入るっていうのも、なんかね、「おやつとかパンとかだけ食べてたら大丈夫」
っていうような無理な感じがするから。

読書っていうのをタンパク質ぐらいに考えて
糖質ゼロにしてタンパク質ばかりの食事っていうのも、たまにはいいかもわかんないけど、
現代に生きる僕らにしたら無理だから、半々はキツイかもしれないけど、7:3ぐらいにはしようと。

時間で分けて、1日に大体1時間ぐらいネット見てるんだったら、30分ぐらいは本を読むぐらいがちょうどじゃないかな。

 (岡田斗司夫